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目標は、絶妙な目標を立てること

author : A.Mizunoawa   [ 一般 ]
2020.07.31 Friday 16:00 | - | - | 

みなさん、ご機嫌いかがお過ごしですか。工学研究科生命先端工学専攻M2のA.Mizunoawaです。

以前、緊急事態宣言による自粛期間中に、僕が「一日一冊、本を読み切る」という目標を立てて本をたくさん読んでいるという話をこちらの記事でさせてもらいました。今回はその後の話を少しさせてもらおうと思います。

結局僕は、4月と5月の間に合計30冊の本を読みました(毎日読めば60冊になるはずなのですが、5月は教授からの要請でやることが意外と多かったためほとんど読んでいません)。そしてその成果を踏まえて、僕はこんな風に考えました。「今年度は残りちょうど10か月……。もしもこれから月7冊のペースで読み続ければ、年間100冊読破も夢じゃないな」と。そして実際、修論に追われていない今がチャンスだと意気込んで、6月と7月にはそれぞれ月10冊ずつの本を読み、ちょうど今、目標に向けての折り返し地点に到達しました。

「年間100冊読破」というこの目標は、僕にとっては「頑張ればなんとかなるが、決して適当にやっていては達成できない目標」です。こういったレベルの目標を「絶妙な目標」と呼ぶことにしましょう。実はこの絶妙な目標は、人のモチベーションを保つために重要な役割を担っています。例として「程度の低い目標(いわゆる必達目標)」と「志が高すぎる目標(いわゆる努力目標)」について考えてみましょう。もしも基本的には気を抜いていても締め切りぎりぎりでちょっと踏ん張ってやればなんとかなるような目標が設定されているならば、「明日できることは明日やろう」の精神がDNAレベルで染み付いてしまっている馬鹿野郎な僕たち人類は直前という直前までサボり倒してしまうこと必至です。ならば常に全力で頑張り続けなければ絶対に達成できないぎりぎりの目標設定であれば人は頑張り通せるのかというと別にそういうわけでもなくて、少しでもペースが崩れたりやる気を失ったりして予定が遅れ始めた時、我々は絶対に間に合わないことをいとも容易く悟ってしまい、そこから先の目標達成のための努力を早々に放棄してしまうことになってしまいます。だからこそ、絶妙な目標設定というものがとても肝要です。本来はなかなか頑張り続けないとできないようなことでも、上手い具合に自分を騙して「案外なんとかなりそうかも?」と思わせてやることで、実際になんとかなってしまうものなのです。上手に設定された目標は、ただそこにあるだけで自分をおだてて自分の可能性を最大限引き出してくれるわけです。そもそも、何の目標も無いのに高いモチベーションを保つことなど誰にとっても至難の技です。

もちろん、正しい目標の立て方はこの限りではないと思います。すごく情熱があって「普通に考えれば実現は難しそうだがとにかく叶えたい!」と思う人がいれば、きっとその人は並々ならぬ努力を重ねて、志が高すぎる目標でも何でも叶えてみせることでしょう。しかし、世の中みんながみんなそういう熱い情熱を持っているわけではなくて、それ故に万人向けのモチベーション維持法としての「絶妙な目標」はとても有効なのではないでしょうか。是非、新しい目標を立てる時はこのようなことを意識してみていただけると幸いです。

それでは、今回はこの辺で。See you again!

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