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第二外国語[中国語]:中文的猜谜

author : A.Mizunoawa   [ 一般 ]
2019.03.11 Monday 13:00 | - | trackbacks(0) | 

みなさん、ご機嫌いかがお過ごしですか。応化4回生のA.Mizunoawaです。

先日、阪大を含む国立前期入試の合格発表が出揃いました。春から希望の学校に通う方、おめでとうございます。あっという間の大学生活ですので、油断せぬよう充実した毎日をお過ごしください。今回は努力が実らなかった方は、僕が浪人について一家言述べさせていただきました前回記事をご一読ください。今後の進路について、少しでも参考になれば幸いです。

さて、今回は第二外国語について話してみようと思います。専門科目についてはよく記事にするのですが、一般教養の記事は随分久しぶりになります。僕は第二外国語として中国語を取ったのですが(1,2回生の時なので、2年も前の話です)、どうしてこのタイミングで記事を作成したかというと、今が絶好の機会だからです。というのも、阪大では合格発表と共に送られてくる入学手続き書類一式の中に第二外国語を選択する用紙が入っているのです(少なくとも僕が入学したときはそうだったので、今もそうだと思います。違っていたらすみません)。用紙は入学までに提出することになるのですが、引っ越しだの入学手続きだので忙しくしていると、ほとんど第二外国語をどれにするかを考える暇などなく、まあ大抵は適当に選んでしまうことが多いです。

そこで僕は、この記事を通してみなさんに中国語をおすすめしようと思います。

大阪大学工学部では1年目に週2コマ、2年目に週1コマで第二外国語を選択しなければいけません。これは必修の科目なのですが、聞くところによると京大工学部をはじめとするいくつかの大学はどこも第二外国語が1年生の間だけしかなかったという話ですので、恐らく第二外国語がこれだけあるのは阪大のひとつの特徴だろうと思われます。

理系のみなさんの多くは言語科目があまり好きではないかもしれません。ましてや英語力さえ微妙なのに新しい言語を学ぶなんて……。正直な感想はそれでしょう。しかし、何事も新しいことは学んでみたら楽しいものです。特に「わかれば」楽しいです。一度も学んだことがないのに「わかる」言語ってなんだろう……? と考えたときに、我々日本人は漢字を用いているわけで、中国語なんてどうだろう、と真っ先に思い浮かぶことでしょう。

日本人学習者にとって中国語を学ぶメリットはまさにそれで、使う文字が同じなので意味が非常に汲み取りやすい、というのがあります。それを実感してもらうために、突然ですがここでクイズを出したいと思います。中国語を読んで意味を当てるクイズです。「え? 習ったことも無いのにそんなの無理に決まってるじゃん」と思うなかれ。騙されたと思ってまずはトライしてみましょう。

というわけで、以下に5つの問題を用意しました。それぞれの問題に対してA,B,Cの3つのヒントを用意しています。まずAだけを読んで当てられたら、貴方の勘はかなり鋭いです。通常はBまで読んで当てるのもなかなか難しいかもしれません。ただし、Cまで全部読んだ場合は是非とも答えを見ずに頑張って当てていただきたいと思います。

問題:

(1) 图书馆
(2) 手机
(3) 乒乓球
(4) 可乐饼
(5) 奥林匹克
ヒントA:
(1) 漢字をじっくりと眺めてみましょう。
(2) 要するに「手に持つ机」のことです。ただし、机は日本語と同じ意味ではありません。何か別の漢字を表しています。
(3) 最後の文字が表す通り、何かの球技です。
(4) コーラのことを中国語で「可乐」と書きます。
(5) これはノーヒントで!
ヒントB:
(1) 真ん中の漢字は「本」を意味しています。三文字目を足がかりに考えていくとわかりやすいかもしれません。
(2)  中国語で「何月何日?」と訊ねる場合は「几月几日?」と書きます。ただし「几=何」という訳ではなくて、「何」とかなり近い意味のある文字を表しています。
(3)「乒乓」の字面がなんとなくその球技をやっている様子を表しているように、見えなくもないです(実際に表意文字かどうかは、ちょっとわかりませんが……)。
(4)「饼」は餅のことですが、実際には餅というよりも「何か薄っぺらい形のもの」を意味します。
(5) 各文字の日本語における音読みを考えてみてください。
ヒントC:
(1) 発音は「トゥー・シュー・クヮン」です。どこか響きが似ている日本語に心当たりがありませんか?
(2) 「几月几日?」は「幾月幾日?」を簡体字で書いたものなので、「几=幾」となり、「机=機」です。つまり「手に持つ機械」となり、普段いつも持ち歩いている機械と言えば……そう、あれですね。
(3) 発音は「ピン・パン・チォウ」です。発音でわかるかもしれません。中国が得意とするあの競技です。
(4) 「可乐饼」はいわゆる当て字で、より正しく書くならば「土豆饼」になります。「土豆」は中国語でジャガイモのことです。コーラと発音がよく似た、何か薄っぺらい形のジャガイモ。それすなわち……。
(5)「奥=オウ」「林=リン」「匹=ヒツ(匹敵)」「克=コク(相克)、コ(克己心)」ですから「オウリンヒツコ」となって……。(3)の答えとも関係している、あれです。

※答えはこの記事の最後にあります。

中国語の面白さ、伝わりましたでしょうか? 少しでも興味が湧いた方は是非チャイ語(と、大学生は言いがち)を検討してみてください。一応、中国語の難しいところも包み隠さず伝えておくと、意味がわかって文字の記述ができたとしても発音に関してはかなり難しかったりします。日本語の五十音に対応するピンインは400程度あり、ひとつのピンインに対して四声という4通りのイントネーションが存在するため、実質的な音の数は1600です。文字の意味を理解するだけなら簡単ですが、きちんと声に出して読めるようになるためにはかなりの暗記量が要求されます。もっとも、日本語の漢字は音読みと訓読みの区別があったりしますが、中国語ではひとつの漢字にひとつの読みしかありませんので、一対一の対応で漢字の読みを記憶するだけでよく、学習しやすくはあります(大阪大学は「おお・さか・だい・がく」と「大」の字に対して二種類の読み方をしますが、中国語なら「ター・パン・ター・シュエ(dà bǎn dà xué)」となり、必ず同じ読み方になります)。

答え:(1)図書館 (2)携帯電話 (3)卓球 (4)コロッケ (5)オリンピック

それでは、今回はこの辺で。See you again!

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