こんにちは。ミッケです。
今回は、6月18日に起こった北大阪地震(仮名)について、書いていきたいと思います。
(1)まずは、今の率直な気持ち
阪大の3つのキャンパスがあるこの地域(北摂と呼ばれています)は、
地震がほとんどない
大雨も滅多に降らない
台風もほぼ逸れる
雪もそんなに降らない
風も強くない
(高級住宅街が多いからか)割と治安もいい
と、とても住みよい場所でした。ちょっと困るのは夏暑く、冬寒いことくらいでしょうか。こんなこととは無縁の場所だと思っていたその北摂が、あの朝は、私が今まで見たこともないような顔をしていました。まるで今まで大人しくしていたうっぷんを晴らすように、牙を剥いていました。地震が起きた瞬間、「あ、終わった」と思いましたが、今思うと、それはこの地域で何も心配せず、ぬくぬくと生きていけるときが、“終わった”ということだったのだな、と思います。
前日の夜までの、“あぁ、明日からまた研究室か…。最近6月病気味やな…。”という日常が、一瞬にして変わりました。もうあの時は戻らないんだと思うと、そのたるんでいた時がいかに尊いものだったのかがわかります。
地震が起きる前日までは、院試勉強中にわからない問題に対して“あぁ、これどっちが正解やろ、うーん…”
なんて考えていましたが、今はもう正直
そんなんどっちでもええやん!!
という気持ちです。生きているならホンマにどっちでもええです。
いずれはまた切り替えていかなきゃいけないことはわかっているのですが。
(2)一人暮らしで災害に遭う、ということ
私は小さい頃にも一度大きな地震を経験したことがあるのですが、その時はもちろん、まだ実家で家族と一緒に住んでいました。今考えると、そのときは
“もし何かあっても、家族がいるからまぁ何とかなるっしょ”
“親の判断に任せておけば、まぁ大丈夫っしょ”
という気持ちがあったんだと思います。
しかし一人暮らしをしていたら、
どのくらい水・食糧備蓄しておいたらええんやろ…? →自己判断
この情報正しいんか?それとも正しくないんか? →自己判断
今避難すべきか?それとも自宅待機すべきか? →自己判断
友達が近くに住んでいたら頼ることもできるかもしれませんが、そうとも限りません。社会人になったら尚更です。
全て自分で(場合によっては瞬時に)判断しなければなりません。全て自己責任です。
今まで、自分の身の安全に関わることをいかに親任せにしていたか、思い知りました。
一人で生きていくというのは、日常的には
仕事をして自分でお金を稼げる
家事など生活に必要なことを一人でこなせる
といったことですが、
最終的には、こういう時に適切な判断をして、自分の身を自分で守れる、ということなのではないかと思いました。
地震でもっと大きな被害を受けられた方は沢山いらっしゃいますし、まだ働いたこともない者ですが、今回感じたことを書かせて頂きました。
それではまたお会いしましょう。