阪大工学部の散歩道へようこそ!

このブログは、正真正銘の阪大工学部の教職員・学生が記事を投稿しているページです。
このブログを通じて、阪大工学部では毎日どんな事が起こっているのか、阪大工学部の人たちはどんな事を考えているのか、など「生の阪大工学部」を知って頂きたいと思っています。
ご投稿、コメントをお考えの方はお手数ですが、下記のアドレスまで投稿内容を送信してください。
まだまだ成長途中のブログですので、みなさまの暖かいご声援をお待ちしております。
記事・コメント投稿、要望などはこちらのアドレスまで
→ sanpo@eng.osaka-u(最後に.ac.jpをつける)

大阪大学 工学部/大学院工学研究科についてより詳しい情報を
お求めの方は、公式サイトや facebook、Instagram、Twitterを
ご参照下さい。

時間割を実感しよう

author : A.Mizunoawa   [ 一般 ]
2015.05.18 Monday 20:00 | - | trackbacks(0) | 

みなさん、ご機嫌いかがお過ごしですか。応自1回生のA.Mizunoawaです。今回は、大学の授業がどのように展開されているかについて話したいと思います。
 
大学は高校と違い、自分で授業を選択して「単位」というものを習得していくというのは聞いたことがあるかもしれませんが、それが具体的にどういう制度なのかはいまいち把握できていないという方も多いかと思いますので、それを説明していきます。
 
大阪大学の授業には、大きく分けて「教養教育科目」「言語・情報教育科目」「専門基礎教育科目」「専門教育科目」および「その他の科目」があります。さらに「教養教育科目」には「基礎教養」「現代教養」「先端教養」「国際教養」、「言語・情報教育科目」には「第一外国語」「第二外国語」「情報処理教育」といったより細かい区分があります。「その他の科目」というのは、「スポーツ実習(いわゆる保健体育)」や「基礎セミナー(少人数で行われる対話型の特別授業)」などです。
 
これらそれぞれの区分ごとに必要な単位数が決められており、これはすなわちその区分を週にどれだけ受講する必要があるかというのが決められているということです。
 
さらに、ここでひとつ注意しなければいけないことがあります。工学部の場合は2年になると豊中キャンパスから吹田キャンパスへ移動しなければいけないのですが、吹田では「教養教育科目(その他の科目を含む)」は開講されていないため、これらの区分は1年の間に取らなければいけないことになります。
 
……なんだか複雑で、わかりにくくなってきましたね。ならば、実例を引いて具体的に説明していくことにしましょう。以下をご覧ください。
 
〈工学部生が一回生のうちに受講しなければいけない授業(H27)〉
*基礎教養1(文系の基礎教養)……前期および後期のいずれかで週1コマ。
*基礎教養3(理系の基礎教養)……前期および後期のいずれかで週1コマ。
*現代教養……前期および後期のいずれかで週1コマ。
*先端教養……無し。
*国際教養1……無し。
国際教養2(内容は事実上の第二外国語だが、以下に示す第二外国語とは別で必要)……前期および後期のそれぞれで週1コマ。
第一外国語(特別な事情が無い限り英語)……「実践英語」と「*大学英語」がある。いずれも、前期および後期のそれぞれで週1コマ。
第二外国語(特別な事情が無い限り中・仏・独・露のいずれか)……前期および後期のそれぞれで週1コマ。
情報処理……前期に週1コマ。
スポーツ実習……前期および後期のそれぞれで週1コマ。
その他……「先端教養」「国際教養1」「*基礎セミナー」あるいは必要要件を超え
て履修した「基礎教養」「現代教養」などの中から、前期および後期のいずれかで週1コマ。
専門基礎(学科ごとに異なる。ここでは、応自の場合を挙げている)……「解析学・数学演習」「線形代数学」「力学」「電磁気学」「物理学実験」「化学概論」「化学実験」「生物科学概論」が指定されており、累計では前期に週9コマ、後期に週8コマ。
専門教育……「先端科学序論」が前期および後期のそれぞれで週1コマ。
※1コマは90分の授業を指しています。
※上記のうち「*」を付けている科目が選択式で、講師・時間・授業内容を選ぶことができます。それ以外は講師・時間ともに指定されている科目です。
※上記の範囲を超えて履修する分には問題ありません。
※卒業要件は単位で表現されますが、ここではわかりやすいように単位数ではなくコマ数で表現しています。おおよその授業では「1コマ=1単位または2単位」ですが、「物理学実験」「化学実験」など「3コマ=2単位」といった授業も存在しています。
 
つまり、応自の場合は「前期に週16コマ・後期に週14コマに加えて、前期と後期に好きな配分で週4コマを割り振る」ということになります。なお、専門基礎の内容は異なりますが、環エネはこれと全く同じコマ数、その他の学科はこれより若干多くのコマ数を履修する必要があるようです。
 
これらの単位を1年の間に無事修得すれば、2年生進級時には吹田キャンパスへと移動し、2年次・3年次で専門教育科目を学んでいくことになります。また、4年次には主に卒論の作成を行います。
 
……と、ここまでできるだけ簡潔に説明してきたつもりですが、もともとのシステムがややこしいために、もしかすると全容を把握するのは難しかったかもしれません。とはいえ、なんとなくでも内容を理解していただけたというのならば幸いです。
 
次回は、教養教育科目の授業内容について、僕が実際に履修している講義を一例に取り上げて紹介したいと思います。
 
それでは、今回はこの辺で。See you again!

<< 「機械」っぽい授業 | main | 自転車について >>